◆流通名(英名)
アンバー(Amber)
別名:「琥珀(こはく)」「バルティックアンバー」「サクシナイト」
樹脂が数千万年を経て化石化した有機物で、光を透かすと太陽のような温もりを感じさせる。古来より「太陽の石」「生命の樹の涙」と呼ばれ、守護と癒しの象徴とされた。
◆鉱物名(Mineral Name)
アンバー(Amber)
分類:有機物(樹脂の化石)
化学組成:C₁₀H₁₆O(主成分は炭化水素)
結晶系:非晶質(アモルファス)
モース硬度:2〜2.5
蛍光:紫外線下で美しい青白い光を放つものもある。
◆和名
琥珀(こはく)
古代中国では「虎が死して魂が地に入り、千年を経て琥珀になる」とされ、勇気と魂の守護の象徴として重んじられた。
◆主な産地
バルト海沿岸(ポーランド、リトアニア、ロシアのカリーニングラード地方)が最も有名。
他にミャンマー(ビルマ産琥珀)、ドミニカ共和国(ブルーアンバー)、メキシコ、日本(秋田県・岩手県)などでも産出する。
◆伝説・神話・スピリチュアルな言伝え
ギリシャ神話では、太陽神ヘリオスの息子パエトーンが墜落した際、嘆き悲しんだ姉たちの涙が琥珀になったと伝えられる。
北欧神話では、愛と美の女神フレイヤの涙が琥珀に変わったとも言われ、「愛と再生の象徴」とされる。
東洋では「魂を守る石」「病を祓う石」として魔除けや護符に用いられた。
琥珀は「時の記憶を閉じ込める石」とも呼ばれ、古代の植物や昆虫を内包することから「生命の記録」を宿す聖石とされる。
◆石言葉(キーワード)
「生命」「再生」「安らぎ」「幸福」「保護」
◆波動効果・エネルギー的意味
アンバーは「生命エネルギー」を活性化する石。
太陽のような温かい波動で、心身を包み込み、ストレス・不安・トラウマをやわらげる。
過去の痛みを癒し、前向きな自己再生を促すとされる。
また、電気を帯びやすい性質から、エネルギーの循環を促進し、体内の「気」の流れを整える。
人間関係では優しさと共感力を高め、自然体でのコミュニケーションを導く。
子宝や安産のお守りとしても古来から信仰される。
◆該当誕生月(Birth Month)
11月(豊かさと実りを象徴する月の守護石のひとつ)
◆該当星座(Zodiac Sign)
獅子座・射手座・牡牛座
獅子座の「自己表現」、射手座の「自由な冒険心」、牡牛座の「穏やかな安心感」と調和し、温かな自信と安定を与える。
◆該当チャクラ(Chakra)
第3チャクラ(ソーラープレクサス/みぞおち)
太陽のエネルギーと共鳴し、自己肯定感や前向きな意志を高める。
みぞおちの上に置くことで、内なる太陽を再び灯すように生命力が巡る。
◆風水としての考え方(開運効果・配置法)
風水では「太陽の氣」を持つアンバーは「金運」「健康運」「家庭運」を高める石。
・南西(家庭運・愛情運)に置くと、家族の絆が深まり、幸福な安定をもたらす。
・西(金運・繁栄運)に置けば、豊かさとチャンスを引き寄せる。
・東(健康運)に置くと、活力と成長のエネルギーを得られる。
玄関やリビングに飾ると、家全体の氣を柔らかく温かい波動に変える効果がある。
◆五行属性(Wood/Fire/Earth/Metal/Water)
「Earth(土)」
地のエネルギーは「安定」「保護」「豊穣」を象徴する。
アンバーは大地の恵みと太陽の光を融合した存在で、魂を地に安定させ、安心感を育む。
◆おすすめの浄化方法
月光浴、セージ、音叉、クリスタルクラスター。
※水や塩、強い日光は変質の原因となるため避ける。
◆お手入れ・保管の注意点
非常に柔らかく(硬度2〜2.5)、衝撃や摩擦に弱い。
アルコールや香水、化粧品などの化学薬品に触れさせないこと。
柔らかい布で軽く拭き、布袋や個別ケースで保管するのが望ましい。
◆数秘術・波動数との関係
波動数「3」
「喜び」「創造」「生命力」を象徴。アンバーは3の波動で人生に明るさをもたらし、心を自由にする。
◆キャッチコピー
「太陽の記憶を宿す、生命のぬくもりの石」
◆言霊メッセージ
「あなたの内なる光が、過去を癒し、未来を照らす。」
※本解説は鉱物学・スピリチュアル・風水の各視点をもとにした一般的な内容であり、
記載された効果・効能を保証するものではありません。
天然石はあくまで心の象徴的サポートとしてお楽しみください。
