◆流通名（英名）
アベンチュリン（Aventurine）
別名：「インド翡翠（インドヒスイ）」「アベンチュリンクォーツ」
実際には翡翠ではなく、緑色の雲母（フックサイト）を含んだクォーツの一種。穏やかな輝きと優しいグリーンが特徴で、「癒しの石」「森林の精霊石」として古くから愛されてきた。
◆鉱物名（Mineral Name）
アベンチュリンクォーツ（Aventurine Quartz）
化学組成：SiO₂（珪酸）
結晶系：六方晶系
モース硬度：7
インクルージョン（内包物）：主にフックサイト（クロム雲母）、ヘマタイト、ゲーサイトなど。
アベンチュレッセンス（アベンチュリン効果）と呼ばれる微細な煌めきを放つのが特徴。
◆和名
砂金水晶（さきんすいしょう）またはインド翡翠（いんどひすい）
日本ではその柔らかな緑が翡翠に似ているため、「インド翡翠」と呼ばれ親しまれてきた。
◆主な産地
インド（特にカルナータカ州マイソール地方）、ブラジル、ロシア、中国、チリ、南アフリカなど。
中でもインド産の深いグリーンアベンチュリンが最もポピュラー。
◆伝説・神話・スピリチュアルな言伝え
古代チベットではアベンチュリンを「心を癒す石」として仏像の目に埋め込み、「天の慈悲の光」を表したと伝えられる。
インド神話では、豊穣と癒しの神「ヴィシュヌ」の加護を受ける石とされ、病を癒し、心を調える守護石として扱われた。
また、ヨーロッパでは「幸運を呼ぶアベンチュラ（偶然）」の語源にもつながり、チャンスと導きをもたらす石として珍重された。
◆石言葉（キーワード）
「癒し」「調和」「繁栄」「安定」「優しさ」
◆波動効果・エネルギー的意味
アベンチュリンは「心の再生」を象徴する石。
心にたまったストレスや緊張を優しく解きほぐし、安らぎを取り戻させる。
また、森林のようなグリーンの波動は、ハートチャクラを開き、自己愛と他者への思いやりを深める。
感情のバランスを整えることで、人間関係の摩擦や誤解を軽減し、自然体でいられる安心感を与える。
さらに、アベンチュリンは金運・健康運・家庭運を総合的に高める「安定の石」としても知られ、日常生活に穏やかな幸福を呼び込む。
◆該当誕生月（Birth Month）
5月（癒し・愛・成長を象徴する月の補助石）
◆該当星座（Zodiac Sign）
牡牛座・乙女座・天秤座
牡牛座の「安定と豊かさ」、乙女座の「調整力」、天秤座の「調和と優しさ」と深く共鳴し、心身のバランスを整える。
◆該当チャクラ（Chakra）
第4チャクラ（ハートチャクラ／胸の中心）
アベンチュリンは心の奥に平穏をもたらし、愛と癒しのエネルギーを循環させる。
胸元に身につけることで、感情の乱れを鎮め、深い呼吸とともに安心感を与える。
◆風水としての考え方（開運効果・配置法）
風水ではアベンチュリンは「家庭運」「健康運」「財運」を司る石とされる。
・東：健康運、家庭運の活性化。家族の調和を願う場所に。
・南西：人間関係運、愛情運の安定。夫婦円満や信頼関係の修復にも。
・北：精神安定、ヒーリング空間の創出に最適。
また、観葉植物の根元や枕元に置くと、グリーンの波動が空間を優しく包み込み、自然界の癒しをもたらす。
◆五行属性（Wood/Fire/Earth/Metal/Water）
「Wood（木）」
成長・癒し・再生の象徴。木のエネルギーを持つアベンチュリンは、生命力を高め、心の新芽を芽吹かせるように穏やかな活力を与える。
◆おすすめの浄化方法
月光浴、セージ、クリスタルチューナー、クラスターの上での休息。
※太陽光は退色の原因となることがあるため、直射日光は避ける。
◆お手入れ・保管の注意点
硬度は7と比較的安定しているが、クラックや表面の光沢を保つため柔らかい布で優しく拭く。
長時間の紫外線により退色することがあるため、暗所で保管すること。
◆数秘術・波動数との関係
波動数「6」
「愛・調和・癒し」を象徴する数字。
アベンチュリンは6の波動を宿し、家庭や人間関係に優しさと安定をもたらす。
◆キャッチコピー
「森の精が囁く、心を包み癒すグリーンの光」
◆言霊メッセージ
「優しさは、あなたの中から世界へと広がっていく。」
※本解説は鉱物学・スピリチュアル・風水の各視点をもとにした一般的な内容であり、
記載された効果・効能を保証するものではありません。
天然石はあくまで心の象徴的サポートとしてお楽しみください。
